人はみな、他者の苦しみを見過ごせない心を持っている。
人皆人に忍びざるの心有り。
出典:孟子 公孫丑上
孟子の性善説の核心となる言葉だ。道端で子供が井戸に落ちそうになっていれば、誰でも反射的に助けようとする。これは教育の結果ではなく人間の本来の姿だと孟子は言う。この「人に忍びざる心」が仁の根本だ。現代の神経科学も「共感は人間の本能」と証明している。人間は根本的に善だという信頼が、孟子の思想すべての基盤だ。人との関係において、この洞察は何を示しているか。自分の行動と態度を振り返るヒントがここにある。
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孟子の他の名言
天が人に大きな仕事を与えようとするとき、必ずまずその心を苦しめ、その身体を疲労させる。
自分を侮る者は、後に他者にも侮られる。
仁の心を持つ者には敵がいない。
富貴は心を堕落させ、貧賤は意志を曲げる。しかし威力は志を屈服させることができない。
偉大な人物とは、子供の心を失わない者だ。
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