阿弥陀仏が五劫もの長い間思惟された誓願をよくよく考えてみると、ひとえにこの親鸞一人のためであった。
弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり。
出典:歎異抄(唯円の記録)
親鸞のこの言葉は究極の個人化だ。宗教的救済を「人類全体のため」という抽象ではなく「この私一人のため」として受け取ること。これはナルシシズムではなく、自分が最も罪深い「悪人」であるという謙虚さから来ている。最も救いを必要とする者として自分を捉えたとき、慈悲の深さが身に沁みる。普遍的な真理を個人的な体験として受け取る能力が信仰の本質だ。困難の中にいるとき、この言葉を思い出してほしい。嵐は必ず過ぎ去る。あなたはそれより強い。
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