誠実な言葉は美しくなく、美しい言葉は誠実でない。善い者は弁が立たず、弁が立つ者は善くない。
信言不美、美言不信。善者不弁、弁者不善。
出典:道徳経 第81章
道徳経最後の章の言葉だ。巧みな言葉・説得力のある弁論・美しいレトリックに警戒せよという逆説的な洞察だ。本当のことを言う人間はしばしば言葉が拙い。しかし言葉が巧みな人間の言葉は注意が必要だ。現代の広告・政治・SNSで溢れる「美しい言葉」の背後にある誠実さを問う目が必要だ。考え方が人生を作る。この言葉が示す視点を日常に取り入れることで、現実の見え方が変わり始める。
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老子の他の名言
他人を知る者は智者だ。しかし自分を知る者こそ、真に賢い。他人に勝つ者は力がある。しかし自分に勝つ者こそ、真に強い。
学問は日々積み重ね、道(タオ)は日々削ぎ落とす。
千里の旅も、足元の一歩から始まる。
誠実な言葉は美しくなく、美しい言葉は誠実でない。
曲がることで全体を保ち、曲がったものがやがて真っ直ぐになる。
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