めったにないもの。舅に褒められる婿。また、姑に愛される嫁。
ありがたきもの。舅にほめらるる婿。また、姑に思はるる嫁。
出典:清少納言「枕草子」
平安時代の女房・清少納言が「枕草子」の冒頭に置いた日本文学史上最も有名な書き出しの一つだ。春の夜明けの光の変化を細やかに描写したこの一節は、自然の美しさを瞬間の中に捉える日本的感性の結晶だ。千年前の朝の光が、今日の朝の光と同じだと気づく。その気づきが、文学の力だ。あなたは今朝、空を見上げたか。
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清少納言の他の名言
春はあけぼの。しだいに白くなっていく山際が少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいているのが良い。
心がときめくもの。子雀を犬君が逃がしてしまったこと。
春はあけぼのがよい。しだいに白んでいく山の稜線、少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいている。
冬は早朝がよい。雪が降った朝はもちろん、霜が真っ白な朝も、そうでなくてもとても寒い朝に、急いで火を起こして炭を運ぶのも、いかにも冬らしい。
秋は夕暮れがよい。夕日が差して山の稜線がとても近くなったころ、鳥が寝床へ帰ろうと三羽四羽と急ぐ様子さえも、しみじみと美しい。
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