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Sei Shōnagon

春はあけぼの。しだいに白くなっていく山際が少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいているのが良い。

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
出典:枕草子
清少納言は「枕草子」でこの有名な書き出しを綴った。春の夜明けの光の変化を精緻に観察した言葉だ。「をかし」という美的感覚は見逃してしまいそうな日常の瞬間に美を発見する能力だ。1000年後の現代でも、夜明けの空を見上げたとき同じ美しさがある。日常の何気ない瞬間に美を見出す感受性が豊かな人生を作る。清少納言は生活芸術の達人だった。考え方が人生を作る。この言葉が示す視点を日常に取り入れることで、現実の見え方が変わり始める。
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